お知らせ

今日のひとこと⑩

2022.12.12

おはようございます。
昨夜からの雪で、やっと12月らしい景色になりましたね。
弊社、除雪業務も大忙しです。

今日は、文学の話を。
皆さん、有島武郎をご存知でしょうか。
私は学生時代に彼の作品『或る女』を大人の世界を感じながら、ドキドキして読んだものです。
北海道のニセコの地主でもあった有島武郎。
先日、北海道新聞に今年の有島武郎青少年文芸賞(中学生、高校生が対象の文学賞です)の最優秀賞が発表されました。
中学1年生の女子生徒が5年ぶりに最優秀賞を受賞し、原稿用紙19枚ほどの作品が掲載されていました。
中学1年生とは思えない文章で、読んでいて物語の世界観に引き込まれました。
将来が楽しみだな、と思ったほどです。
しかし、受賞から1週間ほどで、その作品の受賞が取り消されたのです。
理由は、本賞の主旨になじまないことが判ったので。
こちらは、よくわかりません。
選考委員も、素晴らしいと褒めていたものが、たった1週間で撤回です。
内容が有島武郎青少年文芸賞になじまないなら、大々的に発表する前に気付くべきだと思います。
理由がどうあれ、渦中の中学1年生の女の子が気の毒でなりません。
この受賞取り消しにより、若い才能の芽が摘まれてしまった気がします。
今後、彼女が文学から離れることが無いよう祈るばかりです。
弊社は、従業員1人1人の個性を理解した上で、年齢に関係なく資格取得や技術向上の意欲を尊重し、才能を伸ばすホクビサービスでありたいものです。 R